失敗しないで上手に貼る!!デカールの貼り方を紹介!!
2017/06/06
デカールを貼ることでプラモデルはよりリアルになってカッコよく仕上がります。デカールは意外に大変でシワになってしまったり、破れてしまったりすることがあります。今回の記事ではデカールの貼り方を紹介します。
デカールはプラモデルのキットの中にも入っているシールで、綺麗に貼ることでプラモデルの見た目を、よりかっこよくしてくれます。
デカールを貼るだけでも十分カッコよくなるので、初心者の方でもデカールの貼り方を覚えるだけでかっこいいプラモデルを作ることができます。正しい貼り方を覚えて、ちゃんと道具を用意すれば失敗することも無くなります。
今回の記事では、デカールの貼り方について紹介するので、プラモデルを作ってみようと思う方はぜひ読んでみてください。
それではデカールの貼り方を紹介します。
1、デカールの種類について
一言にデカールといっても、水転写デカールとドライデカールの2種類があります。種類によって貼り方も変わるので注意してください。
簡単にそれぞれの特徴を紹介します。
水転写デカール
水転写デカールは、水に浸して使うデカールです。貼り付けるには色々と手間がかかりますが、使える色の種類も多く多彩なので、プラモデルで使われるデカールは水転写デカールが多いです。
ドライデカール
ドライデカールは水転写デカールに比べて非常に簡単に貼ることができます。水転写デカールは多彩なのに対してドライデカールは単色なことが多いです。
2、デカールを貼るのに必要な道具
基本はハサミとピンセットと水と綿棒があればデカールを貼ることができます。
ただ、失敗しないで綺麗に簡単に貼るには他にも必要な道具があります。面倒でもちゃんと用意するようにしましょう。
ハサミ
ハサミは大きなものよりも小さいハサミの方が使いやすいです。ただ、デカールを切るのに使うだけなので、家にあるものや100均で売っているようなもので十分です。
デザインナイフ
デザインナイフもでガールを切る時に使います。デザインナイフも100均で売っています。デカールを切る以外にも貼った時に中に入ってしまった空気を抜く時にも使うので用意するようにしましょう。
ピンセット
デカールを貼る時に使います。デカールじゃない普通のシールを貼る時にも使うので、ピンセットは使いやすいものを用意しておきましょう。
マークソフター
マークソフターはデカールを柔らかくするために使われます。凸凹がある場所にデカールを貼る場合などに使います。
デカールを柔らかくすることで凸凹の場所にもぴったりとフィットします。蒸しタオルを使ってデカールを柔らかくすることもできますが、マークソフターの方が使いやすく失敗も少ないのでオススメです。
マークセッター
マークセッターはデカール用の糊です。
デカールにはもともと糊がついていますが、より頑丈にデカールを貼りたいと思う場合に使う道具です。木工用のボンドでも代用することができます。
マークセッターの方が使いやすいので、簡単に使いたいならマークセッターがオススメです。
綿棒・ティッシュ
綿棒とティッシュは水に浸した水転写デカールの水分を拭き取ったりする時に使います。綿棒はよく使うので用意しておきましょう。
3、デカールの貼り方
それではデカールの貼り方を紹介します。
水転写デカールの貼り方
塗装が終わっているキットと水転写デカールを用意しましょう。水転写デカールは水につけるて、デカールを柔らかくすることで台紙から剥がして貼るタイプのデカールです。
なので水も必要になりますが、冷たい水よりも暖かい水の方がデカールが柔らかくなって離れやすくなります。冷たい水だとデカールがバラバラになってしまうことがあるので注意してください。
それでは、水転写デカールの貼り方を紹介します。
デカールをカットする
貼る場所を確認して必要なデカールをカットして切り出しましょう。端にあるデカールであればハサミでも切れますが、中にあるデカールはデザインナイフで切ります。
デザインナイフの切れ味が悪いと使いづらいので、切れずらくなったらデザインナイフの刃を交換するようにしましょう。
水に浸す
デカールを切り出したら水に浸します。水は最初に説明したように冷たい水じゃなくて、温かいぬるま湯を使うようにしましょう。
切り出したデカールを水につけたら、取り出して少し置いておきましょう。取り出して少し置いたら、ピンセットや綿棒でデカールが動くか確認しましょう。
デカールがずるっと動くようになったら貼ることができます。力を入れて触るとデカールが切れてしまうことがあるので注意してください。
デカールを貼る
デカールが柔らかくなって剥がれるようになったら、キットに貼り付けます。
貼るときは、ピンセットで直接デカールを掴んで、台紙から剥がして貼る方法とデカールの台紙を指でつまんで、デカールから台紙をスライドさせて貼る方法があります。
小さいデカールはピンセットで直接掴んが方が貼りやすく、大きなデカールは台紙からデカールをスライドさせながら貼った方が貼りますくなります。
水転写デカールは水が付いて入れば、滑らせて位置を変えることができます。もしはる貼る場所がずれてしまったら、落ち着いて貼る位置を変更してください。
デカールが動かない場合は水を足して濡らしてから動かしてみてください。
綿棒で水分をとる
デカールが貼れたら綿棒を使って水分をとります。
デカールとキットの間には水分と空気が入っています。しっかりと空気と水分を出さないとデカールは定着しません。
綿棒で水分を取る時は、デカールの中心から外に向かって綿棒を転がしていきます。ティッシュでもできますが、こすりすぎるとデカールを傷つけてしまいます。
綿棒の場合は転がして使うことができるので、デカールを傷めないで定着させることができます。
空気が抜けなかった場合は、空気が抜けないで膨らんでいる場所をデザインナイフの先端で穴を開けて空気を抜いてください。
凹凸のある場所に貼る場合は
凹凸のある場所に貼る場合やデカールがちゃんとフィットしない場合は、マークソフターを使います。
マークソフターはデカールの軟化剤です。この軟化剤を塗ってデカールを柔らかくします。柔らかくすることで、細かい凹凸がある場所でも綺麗に貼ることができます。
デカールを貼ってみたけどうまく貼れていない場合はマークソフターを使いましょう。貼ってあるデカールの上からマークソフターを塗って少し時間をおいてデカールが柔らかくなったら、綿棒で押し付けてぴったりと付けましょう。
マークセッターの使い方
マークセッターはデカールをしっかりと貼りたいと時に使います。
使い方はデカールを貼る場所にマークセッターを塗ってその上からデカールを貼ります。あとは普通に水分を抜いて定着させます。
ちゃんとデカールが密着していないとデカールが乾いた後に白くなってしまうことがあります。なので、デカールがちゃんとつかない場合はマークセッターを使うのがいいと思います。
ドライデカールの貼り方
水転写デカールは色々と作業が多く少し面倒ですが、ドライデカールは簡単で綺麗に貼ることができます。
それではドライデカールの貼り方を紹介します。
転写
デカールの切り出しまでは水転写デカールと同じです。ハサミやデザインナイフを使ってデカールを切り出してください。
デカールを切り出したら、貼りたい位置に置いて擦り付けることでデカールを転写します。
デカールが動いてしまうとうまく転写できないので、ドライデカールを貼る場合はテープで固定してからこするようにしてください。こするときは爪を使ってこするのもいいですし、爪楊枝を使ってこするのもいいでしょう。
フィルムを剥がす
しっかりと擦ってデカールが転写したら台紙を剥がします。この時に急いで剥がしてしまうと転写できていない部分が一緒に剥がれてしまうので、注意してください。
台紙を剥がすときはゆっくり剥がして、ちゃんと転写ができていない場合は元にもどにし、また擦るようにしてください。